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月の子総論      3.エンド

 

まだ私は、「事故は起きて超アンハッピーエンド」と、
「事故は起こらず、セツは余生を過ごした」の両方の
解釈を持っている。
魔女視点では「事故は起きてアンハッピーエンド」
のほうが、わかりやすい。
 
魔女がセツを女性化させなくて病弱にして、
ティルトをわなにかけたって、アリだもの。
事故の前日までセツとショナは結ばれないって、魔女には好都合。
 
『月の子』で一番「?」なとこは、
「魔女とは一体なんだったのか。何が目的だったのか」でしょうね。
そしてセツはどこまで知っていたのか。
 
「ヘンな夢」にこだわるのは、
あの時魔女が「ティルトのすべてをセツに見せた」と思いたいから。
地球が滅ぶ理由含め。
私はそれを願っているんですね、むしろ。
すべてを知って欲しいと。それがセツを壊すことであっても。

(2006.1/15)


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『月の子−MOON CHILD−』 清水玲子
花とゆめコミックス全13巻/白泉社文庫全8巻

 



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