以下は私の見解で、白泉社とは反するし、
清水先生の意見でもありません。
2007年夏現在。
清水玲子先生の「花とゆめコミックス」は、
おまけのエッセイコミック(ロボット考など)など、
一部のエッセイやギャグパロ以外は、
『輝夜姫』も含め、ほとんど全ての作品が「白泉社文庫」に
文庫化されるようです。
例外は『WILD CATS』で、これは昨年、
A5版のジェッツコミクスで『WILD CATS完全版』
として、コミックス未収録の『WILD CATS・3』
も完全収録されていて、もちろん現在入手可能です。
私も、本当は思うがまま、『秘密』を語りたい。
でも、私のサイトを読むことで、「ああこんな作品か」と、
人の楽しみを奪うのが怖いのです。
だから『秘密』に関しては、できるだけセーブし、
読んだ人にしかわからないような文を書くようつとめています。
大好きだけれど、自分を抑えているのです。
『輝夜姫』もその傾向です。
むしろしたいのは、したかったのは、昔の作品の紹介。
『月の子』なんて知らない人がいるかもしれないし、
『ジャックとエレナ』なんて知らないという人も多いだろうし、
短編ならなおさら。
※ランキングの参加とそのコメントは、ありがたいです。
このランキングをやっていて、いかにさまざまな作品が好きな方がいるか、
実証されているし、感謝しきれません。
昔は私は中古がいやでした。作者は儲からない。
でも、今、書店を見て、在庫がないたくさんの作品。
それらはネットか、注文か、中古かでしか、もう買えない。
絶版されたものも多い。
もちろん『輝夜姫』や『秘密』は新品で買って欲しい。
でも、作家って金儲けだけのために作品を書いているだろうか?
清水先生はそんな人間だろうか。
『秘密』ではまった人に、
「中古だから『ミルキーウェイ』買うな」なんて、思うだろうか?
そんな人のはずがない。そう信じてる。
私は読んで欲しい。いろんな名作を。
いろんないい作品を。
あのメッセージを、届けたい。
逆に私ははっきりわからないのです。
「夜子さんは勝手なことして迷惑」
そこまでは思っていらっしゃらなくても、
困らせてないかなぁ?とか、本当は心配でたまらない。
でも同時に思うのです。
ネット書店でさえ、以前の表紙画像はないでしょう?
全てのコミックスの紹介と収録作品を整理して紹介。
そういう情報提供って、貴重だと思いたい。
ネットでよくあるでしょう?
「清水先生の好きだった作品があるけど作品名がわからない」
そういう人の役に立ちたい。
ちょうど1週間前、「夜子の選ぶ清水玲子名シーン・名セリフ」
というコーナー(Blogですが)をはじめると、
これが意外と書きやすい。
好きだけど書けなかった作品も多々あるから。
気楽だし。
いい方法見つけたなと。
読んで、知ってください。いろんな名作を。
もし、そのためのわずかな手がかりになるのなら、
私はとても幸せです。
(2007年6月2日)
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