「ちょっと変わった清水グッズ」

 

   懸賞。全員プレゼント、発売されたもの。

   清水先生のグッズ(アイテム)は今まで多数、つくられています。

   ここでは清水玲子先生の発売されたグッズのうち、

   「ちょっと変わった」グッズについて、書いてみます。

 

     ・パズル4種

     ・動く絵のビデオ

     ・カレンダー・4種 

     ・タロットカード

  


 

 

  「パズル4種」

 

 清水玲子先生のイラストのパズルが、1996年に(株)エポック社から、

 発売されました。

  ・1000ピース(3000円)
     ・「卯月」=「月の子」12巻(文庫版7巻)表紙のセツ×ショナ

     ・「ワルツ」=「輝夜姫」(「画集・WALTZ」の表紙) の晶

  ・300ピース(1500円)
     ・「人魚姫」=「月の子」6巻(文庫版4巻)表紙のセイラと王子

     ・「過去の記憶」=「輝夜姫」1巻P6の由×碧

 私は「卯月」2setと、他の3種を各1setづつ買いました。

 特に「卯月」に、はまりました。ドキドキで。

 もうセツ〜〜って感じ。すっごい綺麗で。

 ブラウス。うで。顔。髪。指を置くその間触。

 背景も、微妙な色調で。ひとつとして同じピースはない。

 セツに降り注ぐ、桜の花びら。

 ピンク、肌色、紫のグラデーションの、桜も、美しく。

 もう、サイコーでした。

 (月の子の頃は清水先生、背景にけっこう凝っていらっしゃいましたし。)

 そしてずっと部屋に飾って。(1ヶはまだ未開封で保存している。) 

 「人魚姫」にもはまりましたね。

 これは崩しては作り、作っては崩し。もう一体何回作ったんだろう、と。

 これも、もう、絶句するほど綺麗。

 もちろん「過去の夢」も楽しかったです。

 碧〜〜。

 

 でも。「ワルツ」は。

 ええ。綺麗なんですよ、この上なく。

 でも、女が、女性の、超イロッペー全裸のパズル作るのはちょっと・・・。

 雰囲気からして妖しすぎる〜〜〜〜。

 ここはおしり、とか、ここはせなか、とか、

 想像すると、作れない〜〜〜。(想像するなよ。)

 作ってる自分を想像すると、開封できないの。

 なんか、そんな自分が怖くて、未だ未開封のまま。

 「晶、服、着て。」

 便せんも絵はがきも、「ワルツ」が多いし。

 キレイ、と、使いやすい、は別なんですよ。

 女の子が女の子に超色っぽい全裸の中性的な女の子の便せんを送るって、

 アブなくない?(男相手もなんだかなー。)

 しかも、この色っぽさ、ハンパじゃないのよ?

 私の知ってる絵の中で、一番妖しいのよ?

 先生〜〜、ご自身の画力の魔力、自覚なさって下さい〜〜〜。

 先生の描く絵は、美しく妖しすぎます〜〜〜。

 (ベンちゃんは清楚だったけどなーー。)

 これでも私、晶好きです。

 だから、

 
 「ワルツ以外にして欲しかった・・・。」
 

 きっとワルツ以外ならなんでもうれしかったことでしょう。

 キレイです。キレイなんです。でも・・・。(困惑)

 (何で私がここまで「ワルツ」だと困るのか、知りたい方は、

  実際に、画集「WALTZ」の表紙の晶、見て下さい。

  多分見たら判ります。

  そこらのジュネやH本より、よっぽど、H。

 

 今度パズルあるなら。輝夜15巻表紙をリクエストしたいなぁ。

 (私は晶×まゆ派ですが。(笑)) 

  


 

 

  「ミルキーウェイ」のビデオ。

 

 1988年に発売された、ビデオ、「ミルキーウェイ」(4800円)。 

 このビデオは、アニメではない。

 動く、清水先生の、絵の、ビデオ、なのだ。

 

 「清水先生の絵が、動く」ビデオがあった。

 数年前、その存在を知ってから、ずっと欲しかったんだけれど、

 入手不可能で、もうあきらめていました。

 でも、先日、ある方に、未開封の「ミルキーウェイのビデオ」を

 定価で譲っていただいたんです。

 (未開封を、定価で、ですよ? Fanの鏡だ。)

 ビデオ本体をクリーニングしてから、そのビデオをセット。

 

 それは不思議な感覚でした。

 「月の子」や「輝夜姫」でFanになった私は、

 (画集で見てはいても、)ジャックとエレナを、こんなにアップで

 見たことはなかったんで。

 本当にこれは清水先生の絵なんだろうか、と。

 当時の絵の方が、ある意味、独特といえたかもしれません

 画家ならともかく、こういうビデオを作ったマンガ家って、

 めずらしいかも。

 それは、本当に、不思議な感覚で。

 アップになるエレナの顔。ズームされる上半身。

 動くうで。そっとふれあうジャックとエレナのほおとくちびる。

 やっぱりこれが正解だったんでしょうね。

 当時(十年前)のアニメ技術では、あの淡く中間色の多い、

 先生の絵は表現できなかったでしょうから。

 エレナの声が無かったというのも、良かったかも。

 (バックに流れていたのは、CD「ミルキーウェイ」の曲々でした。)

 あとは読んだ人の想像にまかせる、と。

 ふ、と。10年前といえば、中性やホモ=ジュネという

 特殊ジャンルだった時代。

 そんな頃、ノーマル誌だった、

 (過去形。今は半分以上が中性的キャラで占めている)ララで、

 よくジャック&エレナなんてよく書けたなぁとか、思ってしまった。

 清水先生はまぎれもなく、新しいジャンルを開いた方だ。

 ララの歴史の4分の3を共にしている。

 ちなみに、CD「ミルキーウェイ」(CDも3種発売されているらしい。)

 収録の、「セレツネワ」が、私はすごく好きです。

 これぞ清水ワールド、ってカンジで。

 

   「幾億の夜を」 「夢とあやまち」 「水と砂の大地」

   「閉じこめた記憶」 「夢と罪を抱いて」 「闇に輝くもの」

   「闘うのは 何のために 悲しむのは 誰の為に
    ひとりでは 生きられないのに
    どうして人は憎しみ合うの」

 

 よく聞きます。

  


 

 

  「カレンダー・4種」

 

 清水玲子先生のカレンダーは、今まで、4種出てます。

   ・1988年版 ジャック&エレナ  (1000円)

   ・1990年版 「月の子・1」   (1030円)

   ・1992年版 「月の子・2」   (  ?  )

   ・1996年版 「輝夜姫」     (1300円)

 そのうち、「輝夜姫」は、普通に購入し、「ジャック&エレナ」と「月の子・1」は、

 中古を買った(ゆずってもらった)のですが。

 「月の子・2」は、未だ持っていません。(泣)

 私が「月の子」(=清水先生)と出会ったのは、91年の8月か9月頃。

 すぐにはまりました。もう夢中で。

 10日で全巻(8巻まで発売中だった)そろえました。

 のめり込んで、ララの立ち読みまでする始末。

 で、その(91年)の秋、「月の子・2」のカレンダーを、2、3度、店頭で見つけ。

 ・・・私は買うことが出来ませんでした。

 まだ「月の子」と出会って日の浅い私には、ホモとか少年ものっぽいカレンダーを、

 自分の部屋に飾るのをためらってしまったのです。

 ホモ、少年もの=ジュネ=アブノーマル。そういう時代でしたし。

 私は、当時好きだった、「フィーメンニンは謳う」のカレンダーの方を、

 選んで、しまったんです・・・(泣)。(「フィーメンニンは謳う」は、好きですが。)

 もう、あとですっごい後悔しましたね。10年近く後悔し続けています。

 つまり、単純な、子供だったんです。

 買ってながめるだけにして、部屋に飾らなきゃよかったんだよ、とか。

 どこがホモだよ、とか。

 今と違って、そういう時代でしたし。

 ずっと、悔やんでます。

 「月の子・2」のカレンダー、欲しいよー。

 

 ・・・ちなみにそれから2、3年のち。私は部屋中に画集「ARIA」の絵をはりまくり。

 画集「WALTZ」もはりまくり・・・。

 現在は、はがしています。

 今はシンプルに、「輝夜姫」カレンダー扉と、

 全員サービスの「輝夜姫」タペストリーを飾っています。碧〜〜。

    


 

 

  「ミラクル・タロット」

 

 清水先生の描かれた作品に、タロットカードもありました。(2300円)

 これは、もともとは、月の子連載終了直後、

 「パピヨン」前後編(1993年3・4月号)の掲載された時のララで、

 「清水玲子先生・画・タロットカード」全員プレゼントという企画が、あったんです。

 大アルカナ22枚+箱表紙・書き下ろし、という。

 さっそく、パピヨンの号のララを3冊ずつ買って、タロット3組ゲット。

 私はこの絵がすごく好きで、この22枚+表紙の妖精を、

 全て模写したくらいなんですよ。

 (パステル&色鉛筆ですが(笑)。)

 

 で、この企画が好評だったのか、1994年末に、今度は、

 大アルカナ22枚 + 小アルカナ56枚(うち絵札は20枚)の、

 タロットの全てのカードのセットが、発売されたんです。

 ちゃんと剣やカップや金貨や杖も、先生が描いてます。

 もう美しすぎて、当時、なにかっちゃ占って、怪しい女と言われたくらいです。

 

 ただ一つ、難点があって、

 大アルカナのイラストは、清楚、神々しい、

 小アルカナのイラストは、妖しいんです。

 この間に先生の画風が、劇的に変化して。ちょっと悲しい・・・・。

 けれども、そんなことより、

 Fanの方。この絵は本当に美しい。必見の価値あり、ですよ。

 

2001. 2/7

 

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