「理(ことわり)」
 
命の理(ことわり)に反して私たちは生まれた。
人の力によって私たちは生まれた。
人工的に造られた命。
それでも、生きてる。
それはもうすでに命そのもの。
命そのものでしかない。
 
命に重さの違いなんてないのに。
権力者だろうと、王族だろうと、民衆だろうと、
同じ、命。
 
私たちを狩らないで。
どうか、私たちを狩らないで。
 
そして私たちは反撃する。
「私」という存在を守るために。
私として生きるために。
 
私は私なのだから。

   

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