頂き物

「合作。」
「Ｐａｒａｎｏｉａ」雪の助さんと

「返詩・夜子」

　　　「片割れ」
　
　ただ、おまえを、思う。
　おまえのいない、夜、朝、昼。
　もうおまえはどこにもいない。
　オレがみとったのだから。
　今、オレは、独り。
　オレだけ生きかえってしまった。
　おまえの目覚める日はもうないというのに。
　おまえはオレが殺したのに。
　おまえのいない、夜、朝、昼。
　
　誰か、誰か、誰か。
　オレのそばに居て。
　オレをゆるして。
　オレを見守って。
　せめて、あんただけでも。
　ただ、そばに居て。
　ちがう温もりだけど。それでも。
　そばに居て。ただ、ゆるして。
　何も出来なかった、無力なオレを‥‥。

（楓）

「Ｐａｒａｎｏｉａ」の雪の助さんに頂きました。

「Ｐａｒａｎｏｉａ」さんの
キリリクで頂いたイラストです。
「桂のことで泣く楓を支える守」
をお願いいたしました。
とてもファンタスティックなイラストを
ありがとうございました。

←キリリクで頂いたイラストを見ているうちに私が思いついた「詩」を、雪の助さんに送らせていただきました。

桂×楓

『蛍光灯』の雪の助さんが
お描きになったイラスト。

↑
の私の詩「片割れ」を読んで、
雪の助さんが
「キリリクのほかにこの詩にあう
イラストを描かせて頂いても
いいでしょうか？」とおっしゃって
描いて下さったのがこのイラスト。
　
　
「ゆるして」と「救って」は、
ものすごく近いのかもと。
この絵も、お互いが
「救って欲しい」「救いたい」
が共にあるのかなと。
私はそう感じました。
「ゆるして」「救って」
「救ってあげたい」の
透明な叫び。
　
素敵なイラスト、
ありがとうございました。

２００３．１２／２８

『蛍光灯』さんのサイトは、「リンクコーナー」よりリンクを張っています。

このイラストは雪の助さんにいただいたものです。
勝手にお持ち帰りしないでください。