清水玲子先生について、Q&A |
Q1.最近ララで見かけないんですけど・・・・
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A1.現在清水玲子先生は主に『メロディ』という、
『LaLa』『花とゆめ』の姉妹雑誌で活動なさっています。
『メロディ』では創刊号の表紙も担当。
1999年からは、『秘密シリーズ』も始まり
(当時は年1回、100Pくらいで一気に。)
現在『メロディ』の看板です。
清水先生も、作風が、『LaLa』より『メロディ』のほうがあってるし、
現在『秘密2009』連載中です(2009年現在)。
なお、『メロディ』は隔月月刊です。
『大人になっても読みたい少女マンガ誌』(だったと思う)が売りの、
大人女性向けの少女マンガ雑誌です。
(2007年6月24日
+2009年2月11日 ) |
Q2.『秘密』になぜ『2004』『2006』がないの?
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A2.『秘密』は、「2000」「2004」「2006」は欠番です。
「2000」は第九シリーズが始まったのが『秘密2001』からだったから。
「2004」は、『輝夜姫』クライマックス中だったので、本編はお休みで、
かわりに、『不思議な秘密』が掲載。
「2006」年は、『秘密2005』の連載が2年にわたったため。
(「2006」年も『秘密2005』ACT3〜5を連載。)
ありませんでした。
『秘密』は、『1999』『2001』『2002』『2003』の時は、
「読みきりシリーズ」として、「メロディ」に掲載されました。
その後、『輝夜姫』終了後、
「メロディ」にて、『秘密』が本格的な連載が始まりましたが、
『秘密2005』が諸事情にて、連載が2年にわたってしまいました。
(2007年12月18日)
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Q3.昔のコミックスの入手方法は?
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A 3.私の注釈が足りなかった、というか、本気で過去作品を
探している方にとって、避けて通れられないことなので、
書きますね。
白泉社ジェッツコミックスの『秘密』『WILD CATS完全版』、
白泉社文庫の『輝夜姫』『100万ポンドの愛』、
この4点以外は、普通の本屋にないと思います。
私の住んでいる地域は田舎なので、
県最大級の書店でも、これ以外は置いていない。
それ以外は、普通の本屋では売ってないと思うんです。
地元で一番大きい書店にさえない本は、中古でも仕方ない。
私はそう思うんです。
アマゾンは、そういう意味でも、オアシスなんです。
白泉社ご用達だった「s-book.com」というネット書店も、
現在サービスを停止しています。
中古では、清水先生の収入になりません。
でも、文化の継承として、仕方ないと思います。
中古と言う手段も、仕方ない。
アマゾンは、新品だと清水先生の収入になるんですよね。
定価の新品だから。
今、清水先生に影響を受けた作家さんもけっこうおいでます。
でもそれよりも、生の清水作品を読んで欲しい。
それが私の願いです。
(2009年2月11日) |
Q4.花とゆめコミックスコーナーで、清水玲子先生のコミックスが見つかりません。
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A4.それは、しょうがないと思います。
清水玲子先生のコミックスは、ほぼ文庫化が進み、
現在は、「白泉社文庫」と、「白泉社ジェッツコミックス」A5版が主になっています。
清水玲子先生の「花とゆめコミックス」は絶版になっています。
(白泉社サイトを調べました。)
清水玲子先生の「花とゆめコミックス」でかつて発売されていた作品は、
『ロボット考』や「ミニエッセイ」以外の「花とゆめコミックス」の作品は、
ほぼ文庫化されています。
唯一、『ナマケモノのスキューバダイビング』は絶版の上、文庫化もされていないようです。
(これは最初から、「ジェッツコミックス」ですが。)
文庫の方は絶版されていないようですが、
ただし、そのほとんどは、アマゾンなどネット書店でしか購入は難しいと思います。
なお、『WILD CATS』は例外で、こちらは、
「白泉社ジェッツコミックス」A5版のほうで、『完全版』が発売されています。
現在『メロディ』で連載中の『秘密−トップ・シークレット−』は、
「白泉社ジェッツコミックス」A5版のほうに収録されています。
デビューから25年の作家で、ほぼ全作文庫化されている作家は、
白泉社でも、そう多いほうではないと思います。
(2008年4月7日
+2009年2月11日 ) |
Q5.文庫とコミックス、どっちがいいの?
A5.個人の好みだと思います。
とりあえず、「花とゆめコミックス」収録の作品は、
『ロボット考』やエッセイ等以外は、ほぼ文庫化されます。
(現在『輝夜姫』も文庫化中。)
例外は『WILD CATS』で、こちらは、ジェッツコミックスA5版より、
『WILD CATS完全版』として発売されています。
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■花とゆめコミックスのメリットは、
絵が大きく、つぶれていない。
1/4スペースのコメントが読める。
文庫では収録されていないイラスト等も多々収録している。
ロボット考・エッセイコミック・おまけイラストもある。
■花とゆめコミックスのデメリットは、
中古でしか手に入らないものが多い。
古くて紙質等も劣化しているものもある。
現在白泉社として絶版されているらしい。
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■文庫のメリットは
現在も絶版していないらしい。
まだ先生のほとんどの文庫作品を、
白泉社が新刊として取り扱っているらしい。
アマゾン等で現在も新品で入手可能。
紙質が良い。
携帯性に良い。保存場所をとらない。
ので一気に読みやすい。
■文庫のデメリットは
絵が小さく線がつぶれているのもある。
絵の美しさが損なわれるものもある。
コミックスにはあっても文庫にはない扉等のイラストがある。
1/4スペースがない。
ロボット考は、収録されていない作品が多々ある。
未収録のエッセイ等がある。
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一応、うちのサイトの
【表紙紹介】
【清水玲子全著作リスト】
【 『ロボット考』掲載リスト】などもご参考に。
自分に向いたものを買えばいいと思います。
(2007年6月24日+2009年10月16日) |
Q6.花とゆめコミックスの『WILD CATS』 [1巻]と、
ジェッツコミック『WILD CATS完全版』はどう違うの?
『WILD CATS・3』があるって本当ですか?
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A6.花とゆめコミックスの『WILD CATS』 [1巻]には、
■『WILD CATS』
■『WILD CATS・2』
■『秘密1999』
が収録のみ。『WILD CATS』2巻は多分もう発売されません。
(『秘密1999』は、『秘密』1巻にも収録されています。)
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ジェッツコミックスA5『WILD CATS完全版』には、
■『WILD CATS』
■『WILD CATS・2』
■『WILD CATS・3』
■『FLOWERS』(花をめぐる2色カラーのイラスト集)
が収録されています。
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これから買う方には、「花とゆめコミックスの」方はおすすめできません。
今から購入の方、『3』も読みたい方は
『WILD CATS完全版』(ジェッツコミックス)のほうをおすめします。
この件については、『WILD CATS・3』が長期にわたり、
コミックス化されなかったこと、
「続編」も考えがあったらしいけど(いくつかのインタビューより)
結局『WILD CATS・3』で完結になってしまったこと、
『秘密』第1話の大統領の話は、短編読みきりとして書かれたと推測される、
(『WILD CATS』 [1巻]のあとがきにも、
「(『秘密』のネタは)また何か兆戦出来たら、描いてみたい」とのコメントあり)等、
いろいろないきさつがあったようです。
なお、花とゆめコミックスの『WILD CATS』1巻は絶版されています。
(2007年6月24日)
(2007年7月4日追記) |