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『秘密』のこれまで、これから。

 

『秘密1999』が『メロディ』1999年3月号に発表されて、
もう8年半もたつんですね。
「第九シリーズ」が始まって、6年半。
長い気がするけど、これからもいろんな人の「視線」「視界」「罪」「罪悪感」
「何が正しいか模索する人」等、期待が尽きません。
 
 
以下の文は、『秘密』第1話から『メロディ』本誌で『秘密』を読み続けた、
1Fanの私の推測であって、真実とはズレているかもしれません。
 
 
発表の経過から。
いくつかのインタビューを読んで。
 
『秘密』第1話(1999)も、第2話(2001)も、実験作的な作品
(この言葉は適切かどうかわかりませんが)
のようで、清水先生もインタビューで、
「発表するのが不安だった」というコメントを書いています。
多くの方が気付いているかと思いますが、
『秘密』第2話(2001)の扉のカラーは、明らかに薪さんではありません。
 
そして。『秘密2002』から、本格的(?)にシリーズになった気がする。
 
 
『秘密1999』『秘密2001』『秘密2002』『秘密2003』までは、読む側も、
『秘密』を「読みきり」もしくは「読みきりシリーズ」的な、
受け取り方をしていたのではないかと思います。
その間、『秘密』のミニエッセイもインタビューも、
短編『不思議な秘密』もありましたが。
あの頃は、『ララ』を毎号買っていたので(今買っているのは『メロディ』です)、
もう、当時は『ララ』の『メロディ』予告、真剣に読みましたね。
 
 
そして。『輝夜姫』終了後。
清水先生は次に書くのに、『秘密』を選んで下さった。
 
そして、『メロディ』中心に、活動を始められた。
 
 
『2004』が欠番なのは、『輝夜姫』クライマックスに向けて、
そちらに力を注いだからだと思います。
 
『2006』も欠番ですが、『秘密2005』の第3話〜第5話が、
2006年に継続して発表されたからです。
「2005年〜2006年」は、先生御懐妊、出産、育児等があったのです。
  
 
そして。『メロディ』本誌が隔月になりましたが、
清水先生目当てで『メロディ』を買っている私には、
「清水先生がそのペースが合っているのなら、ま、いっか。
 描いて下さるだけで、今はうれしい」と、思っています。
 
私は、『秘密2007』名作になると思っています。
「罪悪感」「見てみぬフリ」「正義、偽善」「自分のすべきこと、出来ること」
等、すごく良くて。「偽善」。すごい作品だな、と。
 
すごく深いです。
 
 
『秘密』4巻、もしあるのなら、『秘密2007』と同時収録で
『岡部編』が掲載されたらいいなと思います。
 
 
もうすぐ『メロディ』発売日。楽しみです。


(2007年8月17日)

 

『秘密―トップ・シークレット2007―』清水玲子
白泉社ジェッツコミックスA5版1〜3
巻 以下続刊/隔月刊『メロディ』掲載

 

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