|   「青と蒼」。 
           
           
        この言葉は、うちのサイトの10万hitのお祝いに 
        風月春日さんが下さったイラストに 
        そえられたタイトルです。 
          
        このタイトルと薪さんのイラストを見ているうち、 
        もちろん「青」は青木さんをさすのだろうけれど、 
        この「蒼」って鈴木さんのことかな? 
        そう思った瞬間、いろんな思いが私の体を巡った。 
          
        「鈴木」の「鈴」。 
        この漢字は、清水先生の名前の「玲」と、 
        音が同じで部首がわずか違うだけ。 
        以前、『秘密・岡部編』で、「瑛(あきら)」君という子がでてきて、 
        改めてそう感じたが、 
        (『輝夜姫』の)「晶」=「玲(あきら)」、「玉鈴」の「鈴」=「玲」 
        からではないかと、ずっと思っていた。 
          
        「(『輝夜姫』の)「守」が「鈴木(由里)」なのに、 
         何でまた「鈴木(克洋)」だったのだろう?」 
        不覚にも、「守=鈴木」は失念していた私、ランキング(か対決投票) 
        で教えて下さるまで気付かなかったのだけれど。 
          
        「きっと「鈴」という字は清水先生にとって特別な漢字なのでは?」 
        と思えてきたのです。 
        鈴木さんも、清水先生の分身のひとつだと。 
        (すいません、清水先生と連絡を取っているわけではないので、 
        私の一方的な妄想です。) 
          
        そして。「鈴」や「玲」って、音感からも、漢字の意味からも、 
        青系のような気がしません? ひんやりと冷たく、 
        凛とした。 
          
          
          
        私にとって、薪さんは、氷のように鋭く、厳しい、透明な青です。 
        キレイで、残酷で、闇で、でも救いの光。 
        むしろ青木さんが緑。でも、緑も青に属するとも言われますよね。 
          
        清水作品は、闇の青、光の青、両方に属すると思う。 
        哀しみの、悲しみの青、切ない青、透明な青。 
        冷たい青、喪失の青、孤独の青、残酷な青、絶望の青、水の、月の青。 
        そして守りの、癒しの、救いの青。 
        いろんな青に守られている清水作品。 
           
        この絵を見て、最近考えたことが形になった。 
        守るは縛ることかもしれない。 
        縛ることに見えて、守られているのかもしれない。 
        でもたとえ縛ることであっても、 
        それによって哀しみがうまれても、 
        守ることはきっと、その人を救うことが出来るのではないか。 
        それが、鈴木の本質。 
        哀しみに包まれていたとしても、まぎれもなく、 
        薪さんは鈴木さんに、守られていたのだ、 
        青木さんと出会うまでは。 
        そして、今もどこかで、青木さんと薪さんは、お互いに、 
        守りあっているのでしょうね。 
        大事なところで薪さんをおそれない、ゆずらないからこそ、 
        薪さんは青木さんに救われているところもあるはず。 
          
          
        鈴木さんの罪も、あやまちも全部描いた上で、それでもなお、 
        こんなにも愛される「鈴木克洋」というキャラが生まれたことに、 
        出会えたことに、感謝します。 
          
          
        春日さん、ステキなイラストありがとうございます。 
        すごいうれしかったです。 
        感謝の気持ちを込めて、この文をおくります。 
        (そして、カン違いしていたらごめんなさい。) 
          
        
       
        このイラストは風月春日さんに、私のサイトの10万hitのお祝いに、 
        頂いたイラストです。勝手にお持ち帰りしないでください。 
          
           
      風月春日さんのサイト「銀と水の花」はこちら。 
      (2006.4/6)  |