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       9. 最後の日の前。
 
 
まだ最終回は読んでいません。
最終回を読む前に、現段階の、感想を書きとめようと思います。
 
私にとって、「輝夜姫」で一番共感できたのは、感情移入できたのは、
やっぱり碧とまゆです。それぞれ別の理由で。
 
碧が、全てを愛そう、全てをゆるそう、と思ったのは、
やっぱり、自らが、由に何も伝えずに死ぬところだったからもあるのでしょう。
そして、植物状態から意識を取り戻し、生きようとしたからでしょう。
(もっともその大切な命をなくしてしまったとか、
 そもそも碧はガンで死ぬところだったとかいうのはおいておいて。)
 
鬼だらけの世界。
憎しみから甦り、そして生き、それぞれの大切なものや人を取り戻したドナーたち。
ミラーは英国の人のために必死になり。聡もヒロキに泣き。
サットンは家族を許し。まゆは碧に救われ、強く生き。
守は楓にいやされ。楓は憎しみをセーブした。
あとは由と晶だ。
憎しみで甦ったのなら、それが始まりならば、
そこで止まってはいけないのかもしれない。
 
まゆは、ずっと気になってました。感情移入しまくりでした。
YUIのことがあった時は、このまま残酷で終わるのかと。
碧に救われたのはいいけど、このまま罪を負って生きるのかと。
でも。まゆは生きたよね。碧を看護し、晶から自立できた。
この物語で一番成長したのは、まゆだと思う、私は。
 
碧も。由を見殺しにするわ、やさしいんだか弱いんだか、
もろいんだか、強いんだか、純粋なのか何も知らないのか、
ホントは知ってるんだか、かわいいんだけどそれだけじゃない、
何というか、すごい人間的で、感情移入しやすくて。
植物人間になったときは、「次号、どう?」と毎月はらはらしてて、
眠ってるだけでまゆを強くしてるし、すごい。
まゆも誰も責めなかった。ただ、ひたすら生きて。リハビリして。
ただ、彼の死だけは納得がいかないけど。
ホントは「碧×まゆってけっこういけるんじゃ」とか思ってたし。無念。
 
あと、楓と守。
楓も、痛いキャラでした。
私の場合、ソギョン(何度か書いてるけど、ソギョンの漢字は、
機種依存文字なので、ウィンドウズ以外のプラウザでは文字化けして
表記されない場合がある。私は元マックだったので、カタカナで統一しました。)
になってからの楓にはまったので、もろ痛いキャラという感じがするのですが。
かわいいし、感情移入しやすいし。
エレナに似ててドキッとしたのもあるけど。
守も、これも、ババーニンになってからはまったので、渋いキャラのイメージが強いが、
かっこいいし。ロシアでの暴走する守は、心も体も傷だらけで。
ジャックに似てますが、全然違うし。多分。(?)
彼らの活躍は、見ほれてました。
「えー、このコマだけ?」というのが、特に楓、多かったなぁ。
 
ミラーさんは。
気高く、そして庶民の立場に立つミラー。
彼も、自分だけの世界から、いろんな思いやりが出来るようになったよね。
いい王様になるのかならないのか。
 
サットンへ。ミラーさんをこれからも見守ってあげましょうよ。
 
高力士。とうとう晶と玉鈴を混同したままだったよね。
あまり好きになれませんでした。
柏木。個人的に苦手です。同情はしないよ。
 
春蘭。やさしい子でした。まゆとのかけ合い漫才笑えた。
まゆを支えてくれるかな?
 
由。私には謎の多いキャラでした。
碧といた由、かわいかった。元(あくまで元)晶×まゆ派だったので、
碧×由が好きでした。
彼、これからどうなっちゃうんでしょうね。
 
晶。幻惑されました。キレイだし。
見とれてました。コスチュームプレイ含め。
このまま憎しみのまま、終わっちゃうのかな?
最終回読むまで、全く読めません。私が晶をどう感じるのかも。
やっぱり、主役だと思います。
 
さあ。最終話入手までもうすぐだ。

(2004.12/21)



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