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「守〜2番目の男〜」
(輝夜姫)


 

今日は守について書きます。
神淵島の時、つまり、移植され、殺される前の守は、
「容姿悪しNo2・性格悪しNo2」でした。
(ちなみに容姿悪しNo1は信夫、性格悪しNo1は楓でした。)
 
本体をのっとり、復活した彼は、何てかっこよくなったのでしょう。
銃片手に。かっこ良すぎます。
(だが、その足の長さは何だ、守よ‥‥。
 守は下半身移植だったはず。
 背の低かった守の足が長くなったのは、謎‥‥。)
 
今も、楓に頼られて楓を支えてはいても、
楓の好きなのは晶。一番大切なのは死んだ桂。
桂、楓、守と、3人でつるんでたのに。
 
 
ロシアで血まみれになった守を晶が抱きしめるシーンがありました。
「オレはもう帰らない。オレは変わったんだ、化物に。
 見ろ、この死体を。出ていけ!(『輝夜姫』17巻P39〜41)」
「(いかないで、由。
 それでも好きだといって。はなさないで。
 人殺しでも化物でも、何も変わらないといって。
 血でその手がまっ黒に汚れても、はなさないで)
 (『輝夜姫』17巻P43〜46)」
守を抱きしめながら、守と自分を重ねながら、
晶の思うのは由のこと‥‥。切ないです、守。
「救ってもらえた」その裏側で、晶が由のことを
思っていたと知ったら、ショックだろうなぁ。
(それともそういうのなれてる?!)
 
 
本体によみがえって、イケメンになった(楓いわく)といっても、
ドナーで一番の美形はミラーだし。
誰にとっても、何をしても、一番になれない彼がふびんです。
 
落ち着いている(というか、無口)なようで、ひそかに性格の悪い、守。
大人の雰囲気と子供っぽさの混在した彼。
そのアンバランスさがいいのよね。
 
彼も生きのびて欲しいです。
自己犠牲はもうたくさんです。

(2004.1/3)
 
「輝夜姫」清水玲子 花とゆめコミックス
1〜22巻以下続刊+ララ掲載分


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