「MAGIC」は、「輝夜姫・9巻」あたりの頃、
前後編計P130で「ララ」に掲載されました。
私的には、「MAGIC」のあと、「月の子」の高貴ななめらかな線と、
「輝夜姫」のシャープなくっきりとした線が融合した感じがしました。
(勝手な思い込みかもしれませんが、私はそう思う。)
実を言うと、「月の子」派だった私は、
「輝夜」の今までとあまりにもカラーの違いに、
かなり戸惑ってましたけど、
「MAGIC」を読んで、
「ああ、先生は描こうと思えば
「月の子」の頃のような線も描けるんだな」と。
正直かなりほっとしましたし、実際「輝夜・9巻」以降の絵は、
本当にみちがえるほど美しくて。
「輝夜」の絵自体、たとえようのないほど美しくなって。
そういった意味でも好きな作品です。
「MAGIC」は、すごく好きな作品です。
清水玲子のエッセンスを濃縮したというか。
内容については下手にいうとネタばれなので書けませんが、
「禁断の愛」ぜひ堪能して下さい。
KANAは、たとえようもなく美しかったです。
永遠にくり返される愛が、切なく、美しかったです。
(2003.7/9)
花とゆめコミックス「MAGIC」もしくは
白泉社文庫版「パピヨン」に収録
清水玲子
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