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「目隠し」の「お相手」



 
「目隠し」の「お相手」。このうわさのような解釈は、
一体何が元なのか。
 
「目隠し」の「お相手」として、話題になっているのは、
「秘密」本編第4巻「秘密2007特別編」の、
薪さんが、意味深な目隠しをして眠るシーン。
 
うわさの出所のひとつは、うちのサイト【月夜水の詩】の
ランキングかもしれないけど。
かなり昔のログが残っていますから。
 
うわさが事実となり、伝染して行った。
検索ワードにまで、なってしまった。
 
 
 
 
「秘密−トップ・シークレット−パーフェクトプロファイル」で、
「お相手が女性」(P51)ってあったんですけど。。。
う〜ん。「パーフェクトプロファイル」が100%正しいのか、
清水玲子先生ご自身と多少ズレがあるのか。
それはわからないし、確かめようがない。
 
 
ただ、P51のお相手が「女性」と書かれたことで、
「それはない、ない。」と思ってしまった。
 
 
私の答は、「「お相手」なんてそもそも存在しない。
薪さんがひとりで、ひとりごと言って、
目隠ししてうなされている」、だ。
 
 
ずっと前に、サイトかブログに書きましたけどね。
「「お相手」は存在しなかった。」と私は思う。
 
 
 
女性でない理由。
薪さんは、「守るべき家族を持たない人」
(▲「秘密」本編第10巻P60近辺)
と繰り返し定義されている。
 
18才の頃も、「子供をつくる気などない」
(▲「秘密season0」第1巻P45)
と言っていましたね。
 
 
そして、青木自身も、「秘密」本編第10巻P150で、
「オレは自分の子供はつくりません。
舞だけがオレのただ一人の子供になります。」
で、舞を溺愛している。
 
 
 
この薪と青木の本編の結論が、
「秘密season0」第2巻以降も、強調されているし、
薪さんの立場は、過去の鈴木世代の第九が崩壊した、
そして始まった、「秘密」本編第1巻の
第九第一話「秘密2001 貝沼清孝の脳」
の時点で決まっていたと思うのだ。
 
 
ある意味、薪も青木も、
異性との結婚をしない、そういう定義付け。
 
 
 
アニメではお相手に男性が出ていたらしいが、それも、違う。
 
 
少なくとも原作の薪と青木は、今まで互いを、
恋愛対象にしている自覚がない。
あるいは自覚するのを封印している気がする。
そしてどちらにとっても相手とは片思いであって、
相手とはまだ想いが通じ合っていないように、
私には思える。あるいは禁じているのか。
そもそも恋愛とは違う、他の絆、つながりなのか。
2人も、ガチホモではないと思う。
(少なくとも、2017年2月現在では。)
青木のお母さんという、大きな障壁がありますしね。
 
 
 
そして、多くの少女マンガがそうであると同様に、
想いが通じ合う、ハッピーエンドになれば、
もしくは引き裂かれたり、切ない別れ、
永遠の思いがくると、作品は終わるのだ。
切なく残酷なエンドが、清水先生はお好きだし。
切なくは絶対来るよね。
 
 
 
だから、私は祈る。
じらして、すれちがいながらも、作品は続いてほしい。
だからお願い。作品は続いてほしいのだ。
 
 
薪さんと「秘密」をこれからもずっと見ていたいのだと。
 
 
 
。。。。。。。。。。。。。。。。。
 
 
雪子さんのアレは。。。。
晶だとヤバかったですね(笑。)
ていうか、雪子さんは人間設定ですよね???
晶のことがあるから、素直に安心できない。。。

 

 

『秘密 THE TOP SECRET』全12巻 
ジェッツコミックス(A5サイズ) もしくは 
【新装版】花とゆめコミックススペシャル(B6サイズ) 
 
続編『秘密season0』第1巻〜第4巻(以下続巻) 
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もあります。 
   
清水玲子著/白泉社 


【月詩Blog】2016.10.08 (Sat) より  
2017年2月6日UP