薪さんの『秘密』オフィシャルドールが、
ボークスというドールメーカーから、限定発売で発売されるようです。
値段は税込み９万円超。
　
ボークスといえば、キレイすぎる天使のような、神秘的な、
そして値段も高いことで一部の人には定評のドールメーカー。
　
そこが薪さんのドールを作ったようです。
　
　
「清水玲子氏の監修によりついにボークスが完全再現しました」
（ボークスニュース２８号より。）
　
　
冊子の薪さんを見て。ため息をつくどころか、息をのみ、
その美しさに、すい込まれた。
　
　
自分や「第九」を律する、凍てつくような厳しさも。
闇を貫き真実を見据える目も。
はかなさも。哀しみも。
　
あの、泣きそうにまっすぐに見る目も。
　
　
見事に薪さんそのもの、でした。
製作サイドの薪さんへの愛が、こだわりが、にじみ出ている。
ドール製作側も、薪さんというキャラクターに惚れ込んだとしか思えない。
きっと乗りのりで企画したんだろうな。
　
写真は複数でしたが、どれも、
作ったドールを、ただ美しく撮るというだけでなく、
『秘密』という物語や、薪さんという人物の考え、感情、行動、
薪さんのイメージを大切に選んで撮ったんだろうね。
　
　
もともとスーパードルフィーの世界と、
すごく重なる世界のキャラですものね、薪さん。
中性的で、はかなく美形で。世界観が近かった。
　
　
それでも。予算的に。
私は、買うことを断念しました。
３万円までなら、どんなに手順がややこしくても、
買うことを選んだでしょう。
　
でも･･････。税込み９万超。
これは･･････いくら清水玲子先生と薪さんを愛する私でも、無理です。
買うことが出来たらどれだけ幸せだろう･･････と思いましたね。
　
　
美しさに妥協しなかったドール。
薪の外見だけでなく、薪という心を移したドール。
　
　
私も薪さんのドールは買えないのですが、
薪さんの美しさを十二分に象徴しているものとして、見守れたらいいなと思います。

（2008年４月１０日）