「水の子」
 
どこまでもやさしい君は
どこまでも君自身に残酷で、
どこまでも僕を信じる君は
いつまでも僕の本心に気づかない。
僕たちの間にひかれた透明なレール。
でも僕はそんな君の透明な美しさが
好きだから、
君を壊したくないから、
僕は君を守るよ。
僕の心が壊れても。
君の澄んだ水のような心が
ただひとつの僕の救いだから。
僕たちの想いは決して交わることは
ないけれど。
君が僕を忘れないことを、
僕はただ、祈る。   
 
           (Tilt)

 

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