「返詩・夜子」

 　　　「晶・２」
　
　このねがおは私だけのもの。
　他の誰にもわたさない。
　ずっとずっと私たちは一緒。
　晶のねがおも。くせも。好きな食べ物も。
　クールなようで、人気者のようで、
　本心では人をよせつけない。
　そんな晶のすべてが好き。
　私だけの晶。晶のすべては私のもの。
　
　でも、晶は変わってしまった。
　何で苦しむの？　何で自分を追いつめるの？
　せめて私が晶の安らぎになれたらいいのに。
　晶は私が守るわ。晶のためなら、何だってする
　
　どこまでも追いかけていくから。
　たとえ地の果てまでも。
　
　たとえ何があっても、晶が大好き。
　たとえ何があっても。決して変わらないわ。
　晶が大好き。ずっと、ずっと。大好きなんだから。