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「楓・2」 (輝夜姫)



 

楓は、もともとすごい好きなキャラでしたが、
とあるサイトさんの影響でますます好きになりました。
楓って、すんっごくおいしいキャラです。
双子フェチにはたまらない。
 
楓と桂は双子かと思った。でも違った。
人工授精であろうソギョンの卵細胞の2分の1がソギョン、
残りの4分の1と4分の1が楓と桂といった、卵細胞クローンです。
 
楓は殺されました。ソギョンのために父親に臓器移植のため、
殺されて、心臓だけ取り出されて。他は捨てられた。
それを見た桂は自殺をくり返し、
そのスペアである桂の体をこれ以上傷つけないために、
「脳」を取りのぞかれた状態で「キープ」された。
そのことを知った楓の選択は、とても残酷なものだった‥‥。
 
のちに楓は他のドナーたちと同じく本体のソギョンの肉体を
のっとって復活しましたが、桂はもういない。還(かえ)らない。
 
ソギョンの体に移植された楓は超かわいく、
病院から脱走した時からひとめぼれ。
エレナに似てて。でも全然ちがった。
 
自分の一番憎い相手が今は自分の肉体――。
自分の片割れを殺さねばならなかった――。
桂と楓の絆は深い。でも人は独りでは生きていけない。
 
ドナーの中で最も悲劇的な運命をたどった少年でしょう。
 
楓のみせたまゆや碧へのやさしさ(24巻)。
それは桂の痛みゆえ。
私あのシーン、めっちゃ感動したんですけれど。
楓、大好きです。

(2004.7/13)
 
「輝夜姫」清水玲子 花とゆめコミックス
1〜24巻以下続刊+ララ掲載分


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