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文庫おすすめポイント 〜シンプルな考え〜



白泉社文庫だと、コミックスを買う時、その後集めたり読むとき、
とってもシンプルな考えになるんです。
長い文ですが、お付き合いいただけたらうれしいです。
 
 
 
  文庫=白泉社文庫、HC=花とゆめコミックス
  と一部略しています。
 
 
 
『月の子―MOON CHILD―』では、
花とゆめコミックスの全13巻が白泉社文庫では全8巻に。
とてもコンパクトになりました。
『月の子』は、1988年〜1992年にわたり、連載されました。
文庫『月の子』の各ページ数は、270P〜325Pです。
 
 
 
『輝夜姫』では、
花とゆめコミックスの全27巻が
白泉社文庫では全14巻と、ほぼ半分になりました。
『輝夜姫』は、1993年〜2005年にわたり、連載されました。
文庫『輝夜姫』の1冊のページ量は、370P〜400Pです。
 
 
『輝夜姫』前半は、
花とゆめコミックスの2冊分が、
白泉社文庫の1巻になっています。
  文庫 (1)≒HC(1)(2)  文庫(2)≒HC(3)(4) 文庫(3)≒HC(5)(6)
  文庫 (4)≒HC(7)(8)  文庫(5)≒HC(9)(10) 文庫(6)≒HC(11)(12)
  文庫 (7)≒HC(13)(14)  文庫(8)≒HC(15)(16) 
の2冊分入っています。
 
9巻以降の文庫『輝夜姫』は収録作品が、HCより少しずつずれていきます。
『もうひとつの輝夜姫』などは、最終巻14巻にまとめられています。
 
 
 
白泉社文庫『ミルキーウェイ』(425P)には、
JACK&ELENAの序章と言われる
『メタルと花嫁』(1985年/65P)と、
初期の代表作で、JACK&ELENAの
第1話『ミルキーウェイ』(1986年/120P)、
ギャグパロ『ミルキーウェイ2』(1987年/32P)に、
 
初期の名作短編(1984年〜1985年)が3編、収録されています。
 
 
 
白泉社文庫『竜の眠る星』(全2巻)(各420P/1986年〜1988年連載)
には、花とゆめコミックス『竜の眠る星』全5巻のうち、
『竜の眠る星』全編が収録されています。
 
花とゆめコミックス『竜の眠る星』の1巻・2巻・5巻収録の
初期短編は、文庫『100万ポンドの愛』に収録されています。
3巻収録の『ミルキーウェイ2』は、白泉社文庫『ミルキーウェイ』
に収録されました。
1Pもののロボット考は、文庫『竜の眠る星』に入っています。)
 
 
 
白泉社文庫『天使たちの進化論』(435P)は、
花とゆめコミックス『天使たちの進化論』丸1冊分の、
『月下美人』(1988年/55P)
『千の夜』(1989年/50P)
『天使たちの進化論』(1990年/100P)と、
 
初期の名作短編(1985年〜1986年)が4編、収録されています。
 
 
 
白泉社文庫『22XX』(415P)には、
花とゆめコミックス『22XX』
『22XX』(1993年/170P)と、
花とゆめコミックス『夢のつづき』
『夢のつづき』(1988年/80P)、
『8月の長い夜』(1988年/100P)
の丸2冊分が収録されていて、もうひとつ、
『世紀末に愛されて』(1986年/40P)も、収録されています。
(文庫に唯一収録された『ロボット考<擬態>』(1988年/4P)
も入っています。)
 
 
 
白泉社文庫『パピヨン』(415P)には、
花とゆめコミックス『パピヨン』
『パピヨン』(1993年/200P)
花とゆめコミックス『MAGIC』
『MAGIG』(1996年/135P)
『サイレント』(1993年/70P)の、
丸2冊分が収録されています。
 
 
 
白泉社文庫『100万ポンドの愛』(240P)は、
清水玲子先生のデビュー当時の作品集(1982年〜1984年)で、7編収録です。
清水先生のデビュー当時の作品まで知りたくなった人に。
あるいは、清水作品をコンプリートしたい方に。
これは最後でいいかな? 清水先生が目覚める前の作品集だから。
 
 
 
 
白泉社文庫で考えると、とてもシンプルになるんです。
『輝夜姫』『月の子』といった、2大長編以外には、
 
【JACK&ELENAシリーズ】である
文庫『ミルキーウェイ』
文庫『竜の眠る星』全2巻
文庫『天使たちの進化論』の4冊集めたら、
 
 
あとは
代表作『22XX』収録の文庫『22XX』と、
中期の傑作短編集、文庫『パピヨン』と、
デビュー当時の初期短編集、文庫『100万ポンドの愛』
買っちゃうと、短編はほぼそろっちゃう。
 
 
この考えは、とってもシンプルなんです。
今、花とゆめコミックスでそろえるのは、ムツカシイじゃないかな?
知名度が低いのが手に入らないかもしれない。
 
文庫は1冊の値段が高いので、お得感とかはないのですが。
 
省スペースという点も、文庫おすすめの理由です。
 
 
 
PS.ジェッツコミックス『WILD CATS完全版』(A5サイズ)もおすすめですよ。


【月詩Blog】2009.01.25 (Sun)より  
2012年12月23日UP