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「MAGIC」
清水玲子流・真実の愛の王道。 [562]



「MAGIC」は、清水作品世界を
象徴する物語だと思っています。
文庫だと、「パピヨン」収録なので、
このタイトルを知らない清水Fanも、
今では多いかもしれませんね。
 
 
清水玲子的、
「真実の愛についての物語」
の王道な作品だと思いますね。
135ページの短編なので、
長編作品はちょっと。。。。なんて人におススメ。
 
 
 
 
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年上の女性、KANAを
愛していたトールは、
KANAの娘、花七(カナ)を、
自分の娘として育てることになる。
 
KANAと花七、そしてトールを巡る、
惑星「サシャ」で起こる、
美しくも残酷な、愛のキセキとは。。。
 
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文庫の同時収録が、「パピヨン」「サイレント」。
 
 
個人的に、「月の子」クライマックス(完結)直後に
読んでドキドキした「パピヨン」。
(女の子が2コマしか出ない。。。)
 
 
そして「輝夜姫」の碧の原形の「松沢碧」が出てくる
「サイレント」は、碧Fanにはおススメですね。
 
 
 
「MAGIC」で、「輝夜姫」のリアルな線と、
「月の子」の繊細で美しい線が融合した気がして、
その後の「輝夜姫」の絵に多大な影響を
およぼした作品だと当時感動していました。
「MAGIC」以降の「輝夜姫」の絵は、
驚異的に、より美しくなったと、今でも感じています。
 
 
 
「月の子」完結直後から「輝夜姫」連載開始までの
1年間の間に発表された、
「22XX完全版」
「パピヨン」
「サイレント」。
 
「月の子」と「輝夜姫」の線が
融合するきっかけとなった、「MAGIC」。
その4作は、
「月の子」と「輝夜姫」のこの2大連載をつなぐ、
貴重な資料です。
 
 
 

 
白泉社文庫版「パピヨン」(415P)
 
■「パピヨン」(1993年・200P)
■「MAGIC」(1996年・135P)
■「サイレント」(1993年・66P)
 
 
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花とゆめコミックス「MAGIC」
 
■「MAGIC」(1996年・135P)
■「サイレント」(1993年・66P)
 
 
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花とゆめコミックス「パピヨン」
 
■「パピヨン」(1993年・200P)


【月詩Blog】2018.01.14 (Sun)より 
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